ゆるやかに地を犯すごと夜寒かな
虫のこゑ木曽へ繋がる美濃の闇
幼子の笑み応えして秋日濃し
身中に妬心棲みつく小六月
蔵の影濃くして月の昇りけり
秋夕焼思想はなべて虚構にて
11月7日は「山の講」の日です。町内の子供たちが地域の山にある社にお参りし、平穏無事を祈る日でした。小学校6年生がリーダーで取り仕切りました。社の前で小さな火を焚き、油揚げを焼いて皆で食べました。子供たちだけで山中で火を焚くのですが咎められることはありませんでした。
母の在所では「山の講」は盛大に行われていました。母の生家に泊まったとき、近辺の少年たちの「山の講」の様子が夜の闇を通して聞こえてきました。
松明を手に山中にある社へ少年たちが集まります。社へ登る最中には大きな声で「山の講」の歌を歌いながら…。「よ~切れるカミソリでう~まの(馬の)キンタマぶち切って~」
現在は「山の講」は行われていません。少年の頃の懐かしい思い出になっています。(青)
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