雪峰を北に引き連れ伊吹嶺は
雪原の果てにお伽の街湧きぬ
鰤起しかの山の端の閃光は
置き場所を変へれば忘れ冬帽子
春陽射す釘の頭は扁平で
梵刹の雪は真闇を剥ぎをりぬ
高校は工業高校機械科でしたが思うところがあり、大学は貿易科に入りました。英会話を習得するべく毎週日曜日、友達と横浜港へ行き、外国人を掴まえては話しかけてみました。
ある日、オーストラリアから客船でやって来た初老の夫婦と出会いました。話の途中、彼らはしきりに次は仙台へ行く、仙台へ行くと言っていました。それで私たちはどうして仙台へ行くのか尋ねました。しかし彼らの英語の答えは理解できませんでした。頭を捻りつつ礼を言って別れました。
オーストラリア英語ではデイをダイと発音するのを知ったのはかなり後のことです。彼らは仙台ではなくサンデイ(日曜日)に行きたいと言っていただけなのでした。(青)
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