伊吹嶺に星集ひゆく冬はじめ


妻留守の十二時打てば木枯しす

風音のすれど風来ず冬桜

降誕祭耶蘇となる意志亳も無し

冬めくや泣くはひとつの救ひにて

冬月や思慕も恋慕も胸の底




自宅の東隣に関市立旭ヶ丘中学校があります。3年生の大見夏鈴さんが10月に東京で開催された「少年の主張全国大会」で最優秀の内閣総理大臣賞を受賞されました。全国から55万人が応募した中で第1位を獲得されたのです。

大会前に一度大見さんのスピーチを聞いたことがあります。彼女は病気の後遺症で耳が聞こえなくなりました。手話と言葉を用いた「障害は個性」というスピーチでした。両手を動かしながらはっきりとした口調で話をされました。見事なスピーチでした。

才能は天与だと言います。大方は正しいと言えるでしょう。しかし努力が才に勝ることがある実例をこの15歳の少女は示してくれました。


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