眼開けば誰もが詩人若葉光
十薬と云ふ渾身の花十字
更地まだ売れず人来ず五月過ぐ
梅雨寒し年譜は辛き日々記さず
土降るに似たり虚偽とか虚栄とか
春の鳶フォッサマグナと謂ふ亀裂
当地では今が田植の季節です。水を張った田に田植機がどんどんと苗を植えています。昔のような家族総出で稲を植えるという光景は見られません。
小学生の頃、田植と稲刈りの時期に農繫休暇という三日間の学校の休みがありました。農家の小中学生が農作業を手伝うため学校を休みにしたものです。彼らは子供とは言え一生懸命に家の手伝いをしました。
農家でない町の子供たちは…フリーの休日でした。宿題もなく、塾もなく、勉強をしなくても何も言われません。まったく至福の休日でした。刃物業であった我が家もそうでした。農家の子達に悪いなと思いつつ、魚釣り、缶蹴り、メンコなど懸命に遊びまくった三日間でした。
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