詰髪洗ふひと日の悲喜を流すごと 山々の影引き連れて夏日去る 油照り喉に詰まりし売り言葉 蜻蛉飛ぶあたかも意志の飛ぶごとく 秋めくや百の田を過ぐ雲の影 秋真昼香車打たれし角の前 2016.09.30 09:40